2005-06-05 日
五反田ベスト5
テレビ東京に『出没!アド街ック天国』という番組がある。私の勝手な解釈では、ドラマチック+アドバタイズというところから来ている、街の広報番組だと思うのだがどうだろう。毎回1つの街を取り上げては愛川欽也らレギュラー陣と、その街にゆかりのあるゲストが賑やかに、その見所を語り合う。先日は、この番組に我が品川区は五反田が2度目の登場と相なった。最初に取り上げられたのはいつだっただろう。まだ10年もたっていないはずだが、大分様変わりした気がする。

番組では、ベスト30から取り上げるのだが、ここではちょっとはしょってベスト5から。5位はなんと“有楽街”、しかも特徴は「3S」と呼ばれる「性感・SM・出張人妻」という3つのSだって。以前「五反田に住む有名人は多いのだが、なぜか五反田と言わずに品川方面と答えたがる」という話を聞いたことがある。なるほどねぇ、原因が分かった気がします。
因みに4位はガラッと変わって、島津山は清泉女子大学。3位がゆうぽうと(東京簡易保険会館)で、2位にTOC(東京卸売りセンター)、そして栄えある第1位は劇団四季のキャッツ・シアターという結果に。最後に番組出演者がつける街のキャッチフレーズも「猫のいる街」に決まった。でも私、この意見には異議あり。劇団四季のミュージカル『キャッツ』は私も見ており、その素晴らしさは知っている。しかし、昨年11月にオープンしたばかりの新参者に、1位をさらわれていいのか五反田! そう言えば、前回登場した老舗の“五反田せんべい”も姿を消していましたっけ。串揚げ居酒屋で、その命名に感銘すら受けた“中中や”(縦に並べれば串)も登場してこなかったし。薬丸君一押しの不動産屋もこの度は推されなかった。
それなら、このワタクシがワタクシ的ベスト5をあげてみようじゃないの。まずは5位、同率で2人のイケメン店員さん。東口、東急に近いセブン・イレブンの店員さんはキムタクを小柄にして若くした感じ。自分で似ているのを意識しているらしく、そのテレが可愛い。もう一人は、都営浅草線高輪台駅に近いスーパーの、こちらも小柄なベッカムさま。耳にも鼻にもピアスが光り、指にも腕にもシルバーの指輪やブレスレットが賑やかだ。髪はブロンドに染められて鶏冠のように直立している。ところがレジで客に対する態度は、ヨン様のように優しい微笑みと柔らかな物腰なのだ。どちらも週に1度は拝見したくなるなかなかの“美景”と言える。
4位、ポロロッカ食品館。こちらもスーパー。五反田駅周辺にはスーパーが無い。いわば東急ストアの独占なのだ。なので、高いし種類も少ないし、品質にも疑問がある。そこに昨年の夏、待望のスーパーマーケットがオープンした。さほど広くはないが惣菜はかなり充実している。意見があれば用紙に書いて出すと、店長の返事とともに店内に張り出される。「○○社の××を置いて下さい」という要望から、店員への苦情となかなかシビアなものも隠さず張り出してあるのには感心する。3位、池田山公園。岡山藩池田家の下屋敷跡は、鯉が遊ぶ池もある立派な公園だ。殊に秋には、都内にいることを忘れさせられるくらいな見事さで、木々が紅く燃え上がる景色を目にすることができる。2位、五反田公園の坂。公園とは名ばかりのそれはそれは狭い空間の横に石畳の坂があり、春には絵のような桜坂へと変貌する。まったく偶然に発見した場所なのだが桜の季節には必ず訪れる。するとそこは静けさの中に、桜の散る音だけが聞こえるような気がするのだった。わぁポエムよポエム。
そしてダントツの1位は、パンパカパーン。ワタクシがお住まいの天守閣(?)で決まり。なんつったって眺めが良い。南には、品川プリンスホテル、エグゼクティブタワー、パシフィックホテルといった品川のビル群や御殿山ヒルズの2棟が見える。そして青い空に白い線を引きながら行き交う飛行機も程よい大きさで見ることができる。西にまわればインドネシア大使館、美智子皇后のご実家の跡地「ねむの木公園」、ついこの間まで小泉くんが仮公邸にしていたコバルトブルーの屋根をもつ屋敷や、田園調布より地価が高いと先日のアドマチック天国でお墨付きのついた豪邸群を眼下に見ることができるのだ。そして何よりも日本一の山、富士山もご機嫌な時にはお顔をみせてくれる。そうそう、ここは世間でいうところの“山手線の内側”。この環境、この景色、誰がなんと言ったって私の中ではNO.1でありOnly1なのだ。来客の貴方が腕を振るうためのキッチンも、使わずに綺麗なままでとってあります。景色を見ながら美味しい手料理をもてなしにいらっしゃいませんか? キャッチフレーズは「シェフを待つ部屋」?