今年も、お江戸の風物詩、忠臣蔵の季節がやって来た。
社員食堂にすら、独りで行くことのできなかった私が、なぜか12月14日の泉岳寺で催される義士祭にだけは、独りでも行こうという気持ちになるのが、我ながら不思議だ。もしかしたら私、浅野内匠頭の妻あぐりの生まれ変わりなのかも。
今回は、千葉県印旛沼村在住の友達が「是非、行ってみたい」と言うので、喜んで案内役を買って出た。
小学校低学年の子供が居るママさんのこと、朝10時の電車で到着、午後1時7分発の電車でお帰りという、非常にタイトなスケジュールとなった。
時間を無駄にしないように、ホームで落ち合い、一路泉岳寺へ。駅からの道々、後期高齢者の方々の多さに驚く友達と、皆々様の間を通り抜けて、境内へ。
「子供を連れてきたら大喜びだったわ」と、ママさんは露店に大感激だった。
3時に到着予定という四十七士の行列をお迎えすることはできなかったけれど「子供が中学に行くようになったら、今度はゆっくり来ます」と、鬼がどの程度笑うか分からない約束をして、ママさんは帰って行った。
ここで白状すると、泉岳寺でよりも、開店前に到着してしまった、インド料理店でのお喋りの方が時間を費やしたのが実情だ。ど肝を抜いた「ナンなのこれ?」というナンの写真も記念に。
ゲゲッ?! お気に入りのコーデュロイのパンツに漂白剤がこぼれ、まぁるく色が抜けてしまった。
まさに、これからの時期に活躍してくれるパンツだというのに、一体全体どうしたら良いのだろう。このエコの時代、捨てるのはもってのほかと思案して、浮かんだのはアップリケだった。♪チューリップのアップリケぇ〜 なんて歌があったっけ。
自分のアイディアに、ナイス!! とは思ったものの、私が住んでいる界隈には、日常生活に必要な物が揃っているような店が無い。ランドセルを背負った学童を目にする度に、あの子の靴は、靴下はどこまで行って買っているんだろう? と思う。下敷きは、鉛筆は、クレヨンは?
駅ビルの東急ストアは、店内を若い女性向けに改装してしまい、子供用品、文具、紳士向け雑貨というものが、どこをどう探しても無い。まして、手芸用品などあろうはずがない。
そこで、思いついたのはTOC(東京卸売りセンター)だ。今までスポーツ用品の安売り店とSHOP99にしか足を踏み込んだことが無いが、あるいは手芸用品店も入っているかもしれない。
受付で確認すると「5階の赤ちゃん本舗にあるかも知れません」という答え。なるほどねぇ、赤ちゃんや幼児にならピッタリのアップリケがあるかも知れない。
ジャーン、見つけましたよ、大きさがピッタンコのものを。色合いもマッチしていると思う。如何? アンパンマンはみんなの味方なのだ。
母が自転車で転んで股関節を骨折し、救急車で運ばれた。もちろん即、入院で数日後に手術を受けることとなった。
姪からの連絡を受け駆けつけた病室に、母は足を吊られて横になっていた。見事に足だけダメージを受けた様子で、顔にも手にもかすり傷一つ無いのには感心させられた。
数年前から、大事故には至らないものの、チョコチョコ危うい目には遭っていた。なので、自転車に乗るのはやめるように、私がどんだけ口を酸っぱくして言ったことか。母は私の顔を見るなり「自分が悪いんだけどさぁ・・・」と、穴があったら入りたいような口調で囁いた。さすがに、今度ばかりは懲りたことだろう。かなりきついお灸ではあったけど。
母が運ばれた病院は、実家の近くにある整形外科で、生まれながらに股関節の悪かった私が、物心つく前から父や母に連れられて通っていた同じ病院だ。その頃は『千と千尋の神隠し』に出てくるような、威風堂々とした日本家屋だった。待合室も靴を脱いで上がり、冬場には火鉢が置かれていたような気がする。その待合室も今では写真の通り。ご時勢か、喫煙ルームもしつらえてあった。建物も随分と変わったが、1番驚いたのは技師がレントゲンの機械を病室に運んで来るのを見た時だった。子供の頃「蓮江さん」と呼んで慣れ親しんだ「アンヨのお医者さん」も、立派になったものだなぁ。
そうそう、今回の入院で母は、看護士さんや助手さんと呼ばれる雑用係りの人たちから口々に十歳以上若く見えると言われていた。そのことだけが不幸中の幸い(?)かな。
見て見て、この見事な目玉焼き。
これなら、オープン・サンドにもOKだし、焼き蕎麦の上に乗せても、ハンバーグに乗せても見栄えがする。
しかも、この目玉焼きを作るのにかかった時間は、たったの1分だ。
「タネも仕掛けも、ありません」と言いたいところだが、実は、使ったのがこの調理器。窪んだ所に卵を割り入れ、蓋をしてレンジでチンして50秒。立派な目玉焼きの完成だ。
卵にはフォーク等で穴を開け、爆発を防ぐことをお忘れなく。友達から新婚時代の、エピソードを聞いたことがある。それは卵に纏わるとんでもないことだった。天ぷらを揚げようとした時、タラコ大好きのご主人のためにと、タラコを天ぷらの具にすることを思いついてしまったらしい。その結果は「天井まで、タラコが吹き飛んでキッチンがとんでもない惨状」と化してしまったそうだ。
ところで、この目玉焼き器は大崎のダイエー内にある百円均一の店で購入したもの。他に、今重宝しているのが、やはり百均のゴマすり器がある。こちらは、すり鉢とすりこ木を探していると話した私に、錦糸町在住のかずえちゃんが駅前にある、とてつもなく大きな百均で探して来てくれた。
収入源の無い私にとって、百均はこの上なく便利で頼もしい味方である。