2009-08-02 日
ミニミニ
小学生の頃から、整列して「前へ習え」をする時は、いつも腰に手を置いていた。おとなになっての電車通勤でも「オヤジの頭が顔の下に来ると臭いのよねぇ」と嘆く、背の高い友達とは逆に、人々の谷間で息苦しさを感じていたものだ。
そんな私だから、小さな体に黄色いナンバー・プレートをつけて走っている“働く自動車”を見かけると、つい「頑張れ!!」と声援したくなる。
昔、近所に住んでいた男の子に、よくミニ・カーをプレゼントしてやった時期がある。トミカから出ていたもので、パトロール・カー、消防車、タクシーから、ゴミ収集車、焼き芋やさんの車まであった。手渡すと「小っちゃいブーブー、小っちゃいブーブー」と言って、こちらが嬉しくなるくらい、目を輝かせてくれたものだ。
母には、ミニ・カーに苦労させられた思い出がある。私には4歳下の弟がいるのだが、弟もやはりさかんにミニ・カーを欲しがった時期があった。
ところが弟の欲しがった車は、なんと霊柩車。「子供だからキンピカの飾りが綺麗に見えたんだろうね」と母。兎に角、可愛いご長男のためにと町の玩具店から、東京サ行ってデパートのおもちゃ売り場まで、霊柩車のミニ・カーを求めて走り回ったらしい。当然ながら、どこに行ってもみつけることはできなかった。
『赤い霊柩車』がテレビの中で走っていたから、今はミニ・カーの霊柩車もできたかな。