2007-07-31 火
せんこう花火
♪せんこう花火がほしいんです。海へ行こうと思います。誰かせんこう花火をください。ひとりぽっちの私に……
夏になると頭をよぎる歌がある。海辺でせんこう花火をするひとりぽっちの私が浮かぶ。ああ、今年の夏もひとりぽっちかい。
だけど、せんこう花火くらい自分で買いなさい。いくらひとりぽっちでも、せんこう花火くらい買えるでしょう。と、思っていたが(これじゃぁ手が出ないなぁ)というせんこう花火をみつけた。いや万が一、どなたかに買ってもらえたとしても、もったいなくて火がつけられそうもない。でも仕舞い込んでいたら、しけってしまい、火がつかなくなってしまうかな。その方がもっと、もったいない?
こんなに私を悩ませるせんこう花火は、東京駅前のビルOAZO4階でみつけた、1万2千円というお値段がついたものだ。更に消費税が6百円加わる。消費税分で、懐かしいピンクと緑色や黄色の模様のついた紙に巻かれたせんこう花火が余裕で買えるのではないだろうか。
果たして、この1万2千6百円もする花火、どんなお方が購入するのやら。そのはじける閃光は、私が幼い頃見て楽しんだものとドンダケの違いがあるのやら。
消費税分のでけっこうです。今年の夏こそ、誰かせんこう花火を買って、私を海に連れてってぇ。
2007-07-25 水
くちなしの花
♪今では指輪がまぁわるほどぉ〜
♪春は二重に巻いた帯 三重に巻いても余る秋〜
一体皆さん、どうやったらそんなに痩せることができたのだろう?
あっ、そういう内容の歌ではなかった。
今回の写真は大手町、みずほ銀行前の“くちなしの花”。
だんだん視力がおぼつかなくなって来た私は、最初頭から湯気をたてんばかりに怒っていた。「まったくぅ、折角の都会の緑の中に、ティッシュを投げこむ不埒な輩はどこに居る?!」。植え込みに、丸めたティッシュが投げ込まれていると思ったのだ。ところが側に寄って、その甘い香りに気がついた。くちなしの花ではありませんかぁ。香りは脳を刺激して、遠い昔を思い出させる。
私がまだ埼玉の実家から通勤していた頃、いつも通る道の美容院の垣根に白いくちなしの花が咲いていた。初夏になるとその甘い香りが辺り一面に漂っていた。そこを通るのが8時15分、ちょうどNHK朝の連続テレビ小説のテーマソングが、美容院に隣接した住まいから流れてくる。
埼玉からの東北本線、♪上野発の夜行列車ではなく、上野へ向かう列車の本数は少なく、くちなしの花の香りをかぎ、NHKのテーマソングを聴きながら、走っている♪若い日の〜美しい〜私が見える。
サイズ直しも大変だから、指輪は回らなくても良いけれど、もちっと帯を巻く界隈が細くならないものですかねぇ。ビリー隊長の下へ遅ればせながら入隊しますかね。(無理、無理)
2007-07-19 木
台風
台風4号がやって来た。雨がじゃばじゃば降り、風がゴーゴーと吹き、沖縄や九州では被害甚大。
都内に居ると、被災地の方々には申し訳ないけれど「スッゴイなぁ!!」と空を見上げていれば、「お邪魔しましたぁ」と通り過ぎて行ってくれる。
しかも、どんな偉い人間様が逆立ちしたって描くことのできない、スペクタクルな画像をクルクルと描き変えながら。
折角の天体ショーなので、上陸前の土砂降り状態、正に接近中、そして台風一過の風景を納めてみた。
日本の台風は、伊勢湾台風という風に、大きな被害を受けた地名で呼ぶ場合もあるが、普通は発生順に1号、2号と無味乾燥な番号で片付けられる。アメリカでは、ハリケーンにごく最近まで女性の名前のみががつけられていた。どこの国でも女性というものは「驚異」だからというのが、その謂れとの説がある。
しかし「女性の名前だけつけるのは男女差別よ」との抗議が起こり、最近では男女の名前を交互につけているとか。
ハリケーンに男性の名前をつけ始めたことが、逆に女性のハリケーン並の怖さを物語って居るような…。
2007-07-09 月
♪カラスの子
実は、私が住むマンションは元児童公園があった土地に建つ。未だに緑色に塗られ“児童公園”の文字が添えられている地図を目にすることもある。私は、マンションが建ってほぼ1年してから入居したのだが、建設前や建設中には近くの住人の反対運動がさぞや賑やかだった事だろうと思う。何しろ、取り壊し反対運動が盛んだった美智子皇后のご実家のご近所という土地柄なんざんすもの。オホホ。
マンションを購入する際、決まり事だとかで宅建の資格を持つ人が、丁寧に契約書の説明をする。その時「マンション独自のゴミの収集所がありますが、そこには住めません」とか「屋上や、敷地内に小屋を建てて住まないで下さい」なんて、首をひねる事柄と一緒に「児童公園の時に建てられた拡声器を、そのまま残すことをご了承下さい」と言われていたのだったっけ。
現在ワタクシは、“音”も「バカと煙」と同じように、高いところが大好きだということを、超高級マンションの天辺で♪七つの子を聞きながら、実感している。
夕方5時、穏かなメロディーで聞く♪七つの子なら「カラス、なぜ鳴くの?」の問いに「七つの子が可愛いから」と応えられるけど、大音声で地上から迫ってこられると、ドリフターズのように「カラスの勝手でしょ!!」と、言い放ってもしまうというものだ。
2007-07-01 日
新生大安
ご愛読いただいております『大安吉日ノーテンキ』も、この7月で目出度く(?)まる3年になります。で、出不精、無趣味、小食(チト怪しい)そしてグウタラのワタクシには、話の「タネも仕掛けもございません」状態で、そろそろ断筆宣言かというところで、シンパ(勝手に決めている)より「辞めないでぇ。やめたら寂しくなるぅ」なんて嬉しいお言葉や頼もしいご意見を頂戴いたしました。
その集約であり、ズバリ言いえているのが「気が向いた時に書けばいいのではありませんか、だって姫なんだから」という、リカコの一文でありました。甘えられるトコは、なんぼでも甘える姫体質。今後は、気に入った写真が撮れたら“玉稿”(笑)を添えて掲載するという風に方向転換したいと思います。その写真に「お上手」「芸術的」「玄人裸足」のように、お好きなだけ美辞麗句をお寄せ下さいませね。でもって、新生『大安吉日☆ノーテンキ』第一弾といたしまして、お賑やかにお台場の写真を数枚掲載致しましょう。
「日本におけるフランス年」を記念してフランスからやって来た自由の女神像。「ニューヨークへ行きたいかぁ?!」と日テレの人気クイズ番組のアナウンサーに訊かれても、出不精の私は「別に」としか答えようがない。しかし、あちらから女神さんがいらしたというなら「見てやろうじゃない」と上から目線。とは言いながら98年、99年の2年間には、結局お台場にすら行けずじまい。ところが、一時は帰国した女神像はレプリカとなってお台場に帰ってきた。よっぽど私に見て欲しかったのね。
そんなに望むならと遅ればせながらつい先日、行って来ましたよ、女神の許へ生き女神(こんな言葉あり?)が。たどり着いたら、アラ後姿。寸がつまって、なぜか民話に出てくるスサノオノミコトに見える。それから、正面を見るべくエッチラオッチラ宝塚の大階段ばりの、幅も高さも大したタマゲタ階段を登る。そして目と目が合って「初めまして」。東京タワー、レインボーブリッジを従えてのお姿はなかなかの迫力だ。それにつけても、松明を握り締め続ける右腕、肩懲りません?!
自由の女神にさよならして、アクアシティお台場の7階屋上アクアガーデンに登ると、赤い鳥居にお稲荷さまの神社が鎮座ましましている。東京10社のひとつであり、古くから「関東のお伊勢さま」と親しまれている「芝大神宮」から御霊を分けて頂いた由緒正しい神社なのだそうな。お賽銭に百円硬貨を入れて大願をかける。「頼みましたよ」ぱんぱん。
ニューヨークの後はお伊勢さま、そのお伊勢さまの向こうには「きっかけは…」の、フジテレビの球体が見える。あの球体は一体、何処を表しているのだろう。ニューヨークより、お伊勢さまより広い地球? それとももっと広い宇宙だろうか。
7階から地上に降りて、のんびりと東京湾に面して広がるお台場公園を歩く。なんと東京湾には、この私よりノンビリと海水に漂っている方がいらした。クラゲ君だ。すぐ目の前に架かるレインボーブリッジも、遥かに見える東京タワーも、その街の喧騒も我関せずと、海水に身を揺らしている。
この先はクラゲ君に習い、ゆったりユラユラ参るとしましょうか。